2007/06/30

中学の後輩

今日はいつもより少し遅く起きた。おかげで疲れがとれた。

起きてケータイを見てみると、朝6時に着信が入っていた。
メールも来ていたので見てみたら、

「このメールに気づいたら速攻連絡ください!」

という内容だった。

送り主は中学の後輩、小山和俊。パソコンのことで困ってい
るということだった。



彼と出会ったのは俺が中学3年生で、彼が1年生。陸上部に
入部してきて、新入生が初めて練習に来たときだった。

それから3年生はすぐに引退だから、一緒に練習をしたのは
短い間だけだ。それでもすぐに仲良くなって、朝や夜走った
り、遊んだりした。

そういえばその年の体育祭は同じ組だった。組選抜のリレー
で同じチームだった気がする。というのも1つの組で2チーム
作るからである。

そのときの体育祭は3年間で一番楽しかった。クラスに元気
のいい奴が多かったし、みんな仲が良かった。



そいうことで起きてシャワーを浴びて、ご飯を食べてから西新宿
の彼の家へ出かけた。

問題を解決して7時くらいまでいた。陸上や音楽やいやらしい話
をした。基本的には中学生の頃から殆ど変わっていない。

彼は先週で20歳になって、お互いに一応大人になった。そう
考えると何か変な感じがする。

月日は経つのは本当に早い。

残っていて良かった

今日の輪講は先生が会議のため、いつもより
早く終わった。だいた2時間くらいだった。こ
のくらいがちょうどいい。

その後、機器の調整を少しした。本当にずっ
とやっているので、今日は集中できなかった。

それでも何とかやり終えて、ぐだぐだしていた
ら6時くらいになっていた。

ちょうどその頃大学院生の懇親会が始まった。
研究室のすぐとなりだったのでやかましかった。

となりで飲んでるのに、研究なんてやってられ
るかと思い、こっそり混ざろうとあげおと潜入を
試みた。

30分くらい外でうろうろして、やっとビールを
一杯入手した。

さらにそのもう少し後、食べ物も酒もあまるから
入っていいよ、というか入ってくれと要請があっ
たので、即混ざった。

今回の懇親会は、うちの研究室の院生が幹事
だったということもあり、そういうことになった。

先生達の酔っ払っている姿は結構面白かった。
普段見れない一面が見れた。

残った酒を飲んで今日はもう泊まろうかと思って
いたら、弟から鍵を忘れたというメールが来た。

だからしょうがなく激アツの中を帰った。そして
今に至る。

研究室のボス、M2の菅原さんは酔っ払った風間
研の院生にからまれて終夜することになっていた。

本当にお疲れ様です。ボス。

2007/06/29

オールラウンダー

今日はいつもより少し早く帰宅した。だいたい20時半
くらいだった。それから夕食をとってすぐ寝てしまった。

そしてあまりの暑さに耐え切れずさっき起きた。そうい
えば帰ってくる前も研究室の椅子で寝そうだった。

自分はなんとか持ちこたえたが、あげおは完全に寝て
いた。たしか15分くらいだったと思う。

そんなことでまだ輪講に備えて課題を調べていない。


図書館でファインマン物理学Ⅱをかりた。光、熱、波動
について書かれている。

ファインマンは物理科の学生なら誰でも名前くらい
聞いたことがあるだろう。

ファインマンは物理の最後のオールラウンダーだと
聞いたことがある。確かにこれだけの分野で教科書を
残している人は他にいないと思う。

今までまともに読んだことはないし、今回も全てに目を通
している時間はない。

必要なところだけさらっと読んでみたけど、やっぱり面白
かった。実際の講義をもとにしているということもあり、わ
かりやすい気がする。

課題とは関係ないけど、第21章の「爪車と歯止め」が面白
そうだ。とりあえず課題を終わらせてから読んでみようと思
う。

2007/06/27

次の工程へ

かれこれ3週間ほど続けていた機器の調整が
終わった。あげお、ふみお疲れ。

そして次の工程に入ったのだけれども、それ
がまた似たような調整。おいっ。

でも、こっちは数時間で終わりそうな様子だ
から本当に良かった。



今週も水曜日が終わってしまった。金曜日の
輪講まで時間がない。まだ今週は課題を全く
調べていない。

英語と統計力学と研究で、割ける時間がうま
く作れなかった。明日しか残されていない。

夕食の後にふみがこんなことを言っていた。


求めている答えが載っている本を探すのに時間がかかって、そこから書いてあることを理解するから、少し進めるのにめっちゃ時間がかかる。さらに俺はダディー且つスーパー出来損ないだから、もうぱっつぱつ。マジで時間がねぇ。


確かに言うとおりだと思った。 坪井先生は、
中途半端じゃ許してくれない。

ガチガチに理論武装して臨まないと、あっけ
なく撃破される。

今週は本当にまずいかもしれない。最終手
段は大福作戦で切り抜けよう。

コメントについて

コメントが投稿できないことがあるらしいので、
そのときは内々にしないで教えてくれると嬉し
いです。よろしくお願いしまぁすっ。

2007/06/26

10時~10時の日々

火曜日は1週間の中でハードな日の1日。
今日もやっと終わった。

夕食を学食で研究室のメンバー、あげお
、ふみ、はるかと食べていたときに気づい
た。

学校に来る日は10時~10時で12時間く
らいいることになる。

それは疲れるわけだ。最近は本当にみな
さんお疲れのようだ。

俺は家が近いぶん楽なところがあるから、
今日ももう少し頑張ろう。


今週の金曜日でチャンバー内の温度を、
測定できるようにするという課題の期限
がくる。

しかし、まったく進んでいない。やっと手
をつけようかなという程度の段階。

測定に用いる機器の使い方を調べ始め
ただけである。

大好きな実験の調整をしながら、あいま
あいまにあげおさんがググっていた。

M2の三角さんも使い方を知らないらし
い。誰も使い方を知らない機械なんて
あってもただの金属の塊だ。

さらに必要なコードも買わないといけな
いので、それを選ばないといけない。

こりゃまた大変そうだ。

やることの範囲がどんどん広がっていく。

それらが1つづつ片付いて、目的に達
するときは、4年生の終わりかもしれない。

そのときになって振り返ればあっという間
なんだろうな。


物理感をつける

この前、あげおやふみとこんなことを言っていた。
最近になってやっと図書館を利用しているなと感
じるということ。

以前は物理のところだけ見ればこと足りていたし、
利用する機会もそんなに多くはなかった。

今では常に何かかりている状態だし、物理だけで
はなくて工学系の本にもお世話になっている。

物理の本に関しても以前とは違うことがある。それ
より専門的でつっこんだ内容を求めているというこ
とだ。

物理学科の学生を4年間やるだけでは、普通は
まず必要のないことを学んでいる。 他の研究室
でもそうなっているんだろう。

3年生までにやってきたことは本当に基礎の部分
だけだということが実感できる。

それと最近感じるのは、物理感とでも言うか問題
に対して、どういう分野や法則が関わっているの
かを、なんとなく察することが大事だと思う。

察することが大事というか、察することができると
いうことは、広い範囲にわたって知識があるとい
ことになる。

そしてその知識を考えている問題に結びつける
ことができるか。そうやって解決するしかない。

研究室のメンバーはそれぞれ色んなことを調べ
るのに苦労している。

そういった問題もどんどん掘り下げていけば、既知
の事柄にたどり着く。そして結びつけて解決する。

坪井先生の良いところは何でもやらせることだと思
う。わからないことがあったら即、課題になる。

みなさん厳しいけど良いトレーニングをしているんだ
と思って耐えよう。

2007/06/25

最先端のテクノロジー

テレビでイー・モバイルのCMを見たので、なんとなく
ホームページを見てみた。

3月からサービスを開始して、その時はニュースでよ
く取り上げられていたが、最近はあまりみかけない。

大きな動きはないのかもしれないが、サービスエリア
を拡大しているようだ。

ケータイ端末はパソコンとデータを同期して、持ちこ
ぶことができたり、プロジェクターと直接つないでパ
ワーポイントを表示できたりする。

ケータイというより小さいパソコンのような感じがする。
いつもパソコンを持ち歩いている人には、とても便利
なものではないかと思う。

見ていて一瞬ほしくなった。でも、今の生活を考えて
みると普通のケータイで十分だ。あれは高性能すぎ
る。

近い未来ではああいったものが常識になるんだろう。
そのときは自分も当然のように使っていると思う。

じゃあその先はなんだろう。きっと考えている人がいる
。そういう人が世の中を動かしていくのだろう。

最先端のテクノロジーには、刺激がたくさんあふれて
いてとても興味深い。

2007/06/23

読みあさりたいけど

音楽を聞きながら横になっていたら、いつのまにか寝てしまって
いて、気がついたらもう3時になっていた。

研究室に泊まった次の日はとても疲れる。睡眠時間が減った分
だけ活動しているのだから当然だ。

そういえば6月になってから毎週泊まっている。少しづつ疲れが
たまってきている気がする。

気温と湿度が上がってきたことも影響していると思う。だから寝る
時はいつもすぐに寝てしまう。

もう少しこういった生活が続きそうだ。


最近はなかなか飲みに行く時間もない。研究だけならまだしも、
受験がある。この両立がきびしいですな、はるかくん!学会の
準備も頑張ってくれ!

英語、力学、量子力学、統計力学、電磁気学と全般にわたっ
て勉強しなければならない。これだけまとまった勉強はしたこ
たがない。

9月なんてあっという間に来てしまう。もう少しの辛抱。

その頃はもう夏休みはほぼ終わっていて、すぐに学校が始まる。
後期は本格的に宇宙について勉強したい。

今は授業だけでしか宇宙については勉強できていない。この前
先生が研究室の本棚にある本を取り出して、「このへんの本も読
みあさると勉強になるよ。」と言われた。

「読みあさりたいんですけど・・・。」と答えた。

「今は他にやることがあって、それどころじゃないか。いやはっはっは~!」
と先生は大声で笑っていた。

今、一番読みあさりたい本がそこにあるけれど、さくっと読めるも
のではないから、まだ読まない。でも、ときどき誘惑に負けてぱら
ぱらとめくっている。

そういえば最近は本を読まない。6月はまだ一冊も読んでいない
と思う。余裕がなくなってきていることが、読書に表われている。

2007/06/20

少し前進

コンピューターグラフィクスの授業を1コマ受けて
その後は研究。

今日は調整が結構進んだ。だが先輩の話を聞く
かぎりでは、まだまだ序ノ口だ。

これから先何をしていくのか、全体像がつかめて
いない状態だ。

夏には新しい機器を導入するので、今やってい
ることをもう一度やらなければならない。

その時は今よりもスムーズにできるようになって
いるだろう。

先輩達はこういった研究を1年以上も続けている
んだから詳しいのは当然と言える。

そして自分達4年生があまりにも無知。

たしか哲学者が言ってた。「無知の知。」
ソクラテスだっけかな。

学ぶということには、不可欠なことだと思う。

2007/06/19

調整失敗

昼休みに他の研究室におじゃまして、電子顕微鏡
を見させてもらった。

少し前に電子顕微鏡があると聞いて、今度見せて
くれと友達に言っておいた。

電子顕微鏡なんて大学などでしか見れないだろう。
大学でも殆どの人は使う機会がないものだと思う。

今日見た一番小さいスケールは、60μmだった。
モニターを見ても実感がなかったが、実際には
ものすごく小さい。

電子顕微鏡の力量はこんなものではないが、今回
はそこまでしか見れなかった。


そして午後は研究。

機器の調整に失敗してやり直しすることになった。そ
れにすごく時間がかかった。 今日は先週の分をとり
戻すだけで終わってしまった。

精神的に失敗は大きかった。心が折られかけた。
実験メンバーのあげおさんは完全に折られている
様子だった。

無理もない。

明日も調整の続きからだ。先輩が言うには、最初は
ずっとこんな感じらしい。

操作をする前にちゃんと確認することが重要。本当
にもう失敗はしたくない。

失敗は成功のもと。しかし、成功するまでやらなけ
れば意味がない。

2007/06/18

真剣に議論すること

小学校の同級生と半年ぶりくらいに会って昼食をとった。
そのあとベンチで話をした。

最近、就職先が決まったので就活の話や、大学も最後
の一年だとかそういった話をした。

自分は何か特別印象に残るような話はなかった。だから
といってつまらなかったわけではない。彼女はどうだった
んだろうか。

人の話を聞くのは好きだし、なにより久しぶりに会うのだか
ら元気な姿をみれて嬉しく思う。

日常の会話はたいていそんなものだと思う。後から思いだ
せるのはほんの一部であり、その瞬間が楽しければいい
と思う。

全体を通してとっても真面目な内容だった。普段は本当
にバカな話しかしない。内容は公表できないものしかない
といっても過言ではないと思う。

それでも最近は研究について真面目で真剣な議論をす
ることが非常に多くなった。

よく思うのは、面白いのは真面目で真剣な議論だというこ
とだ。内容はくだらないことでもいい。

真剣に本気で議論することが楽しい。普段の何気ない会
話のときとは違うモードに入る。

そういうときに面白い会話ができると思う。だから物事を
真剣に考える人間が、接していて面白い人間だと思う。

昼は議論という形ではないが、緊張感がある時間だった。
夜はGe333の二結晶分光器についてあれこれ話した。

どちらもそのとき、その相手とでしか成り立たない貴重な
時間を過ごしたと思う。

どんな特別なことだった日常の中にしかない。

2007/06/17

意味があると信じて

何か書きたいことがあったのだが忘れてしまった。
たしか3日くらい前から考えていたような気がする。

書くことがなくても、とりあえず投稿ボタンを押して
キーボードを打っていれば、何かしら書ける。

何か書きたいことがあるときに書いた内容と、今の
ように特にないときのものを比べてみると、後者の
方が実は大事な気がしてきた。

自分の中にある情報を、自分なりに表現できる気
がする。

テレビやネットなどのメディアの外部からの情報は、
客観的な視点にまみれている。

それについて何か書こうとすると、自分の考えでは
ないことがたくさん入ってくることがある。

そうなってしまったらただの2次的な情報になってし
まう。それではつまらない。


この辺まで書いてしまうと、何か書きたいことがあっ
たことなど、どうでもよくなってくる。

会話や文章や絵など何かを創造することは、先が
見えない。だから面白い。

いまこの瞬間も次にどんな文字を使うのかはわから
ない。でも、なにかしら書く。

こんなことでも意味のあることだと信じて、これからも
書き続けていきたい。


プロバイダの比較

はてなのホームページをのぞいてみた。とりあえずユーザー登録
をして、どんなことができるのか説明を一通り目を通した。

はてなでもブログを作ることができるので、一つ作ってみた。ブロ
グ一つ見てみても違いがあって面白い。

はてなブログ専用の記法がたくさんあって、そういうところでオリジ
ナリティが出ていると感じた。

htmlを使わなくても簡単に色々できるようになっている。

このブログはGoogleのBloggerを使っている。前はExciteのもの
を使っていた。

2つしか見ていないが、そのどちらにも記法について面白さは感じ
なかった。とは言ってもどちらも使いやすく何の問題もない。

他のプロバイダはどうなのだろうか。どういったところを売りにして
いるのだろうか。

プロバイダ全体を見ることは簡単ではないが、ブログをみるだけ
ならそうでもない。

たいていは無料だしユーザー登録するだけでいい。比較している
サイトもあるが、自分で確かめるのが一番いい。

気が向いたらやってみようと思う。

2007/06/15

4週目突入

先週と同じで昨日も研究室の泊まった。3週間前から解決しない
X線の全反射の機構について調べていた。

そして今日の輪講でも結局解決できずにまた来週になった。
来週こそはそろそろ決着をつけたい。そろそろ。

気合いを入れて分厚い電磁気の本を4冊かりてきた。今までに
ない香ばしい情報があった。これは解決の糸口になりそうだ。

輪講が終わった後にT先生から励ましのお言葉があった。

「ゴールは絶対あるから。」

ちょっとおもしろい。

今の俺はゴールをだいぶ早い段階で見失っている状況だ。そもそも
3週間前に何があったのか。そこからもう一度考え直してみる。

そしてどういった結論に導きけばいいのか。

来週の自分に期待する。

2007/06/13

パキスタンの異常気象

中東の国、パキスタンで異常気象により52℃を記録した
というニュースを見た。

最初の一言は「うぇっ!」だった。

電力会社もオーバーヒートして、冷蔵庫もエアコンも使え
ない状態で死者も出ているとのことだった。

ここまでくると自然災害と言える。


日本も今夏は猛暑が予想されている。予想が外れてくれ
ることを願う。

猛暑の原因とされているのが、ラニーニャ現象というもの。
聞いたことがない言葉だ。

エルニーニョは聞いたことがあるが、それとは違う。


暑くなってもならなくても、夏は研究と受験で殆ど屋内で
過ごすだろうから、 結局は暑さを感じないで終わる気が
する。

違う意味で激アツの夏になりそうだ。

2007/06/12

偽デトックス

久々に朝テレビをつけてニュースを見てみた。
毎日このくらいの時間の余裕はほしいと思う。

20分くらいみた。
内容は偽デトックスについてだった。

フットバスに足を入れて30分くらいすると、
毒素が出てきてお湯が茶色になるという。

結局足を入れなくてもお湯はにごるという結果
になっていて、毒素も出てないということだった。

テレビを通して冷静に見れば、たいていの人は
おかしいとわかるだろう。

テレビではなくてもわかりそうなものだったが。

だまされていたのは、代理店とその客達だ。
販売しているメーカーが一番悪い。


何度あの濁ったお湯の映像を思い返しても、
だまされるのが信じられないというのが正直
な感想だ。

中学校の理科くらいの知識があれば、何か
おかしいと気づきそうなものである。

自然科学から離れてしまっている人は、
気づかないのだろうか。

何のために勉強するのかというのは、誰で
も一度は考えたことがあるだろう。

へんな詐欺に騙されないためというのも
立派な理由になると思った。

2007/06/11

研究とabundance

東京都の端っこの方に行ってきた。電車で約2時間ほどかかった。

研究で使うチャンバーという金属でできた筒のようなものを、新しく
購入するため金属加工業者の方とお話をしてきた。

と言っても自分は何のことやらわからずに、M2のMすみ先輩につ
いて行っただけだ。先輩は図面を見せて話をしていた。

新しいチャンバーは600㎏くらいあるらしい。それを実験室に運ぶ
のに少し問題があるようだった。

エレベーターに載らない場合、重機を使うため新たに予算を作る
必要があると言っていた。

階段の踊り場にある扉は、そのためにあるということがわかった。今
まで不思議に思っていたことが、一つわかった。

今回チャンバーを購入するのに250万円の予算を使っているし、
大学はお金がたくさんあるんだなと思った。

先輩の話によると、T井先生は5000万円の機器を買おうとしている
らしい。ダイヤモンドを蒸着させた何からしい。


研究をするためには費用がかかるのは当然だ。費用がたくさんあれ
ばあるほどいいだろう。

研究の成果はabundanceの中からしか生まれないのだろうか。abun
-danceとは豊富、多数、多量という意味だ。

そういった議論をときどき聞いたことがある。4年生になって研究室に
入ってみて、ここにもabundanceがあるなと思った。

実験室にはとても高価な機器がたくさんある。カメラ等に使われてい
るCCD(Charged Capuled Device)も持っているのだが、これは100
万円だ。

それでもCCDの中ではとても安い物で、購入するときに消耗品だと
言われたらしい。良い物は600万円くらいするという。

他にもネジやボルトが腐るほどあるし、買ってから箱を開けていない
新品のパソコンが3台置きっぱなしになっている。

きっとこれでも特別すごい、ということはないだろう。国立大学や国の
研究機関では何倍ものお金が使われていると思う。

さらにアメリカとなれば費用だけでなく、土地や資源も豊富にある。

成果はabundanceの中からしか生まれないとは言い切れないが、そ
れに近いものがあるように感じる。

研究している立場からすれば、費用のことを細かく考えなくてすんだ
り、必要なものがすぐに手に入ればモチベーションが高まる。

これが手に入らないから、これなしで何とかしようと策を考えていたら
研究が進まない。

そういったことを考えると、自分達はだいぶ恵まれた環境にいるかと
思う。

2007/06/08

発芽

この前のブログで書いたコスモスの種が発芽した。説明では1~2週間かかる
と書いてあったが、早くも3日で発芽していた。

昨日は研究室に泊まって帰ってこなかったので見ていないが、弟の話による
と根が出ていたらしい。その弟も発芽していたのには気づいていなかったの
で、2人で驚いた。

植物の生命力はとてつもなく強いと感じた。ぴょこんと芽を出してから、一瞬で
これほどまで伸びてしまう。

早く鉢を買ってきて植え替えなければ、コスモスの花が咲かないだろう。せっ
かくだから花が見たい。


昨日の夜から今日帰ってくるまでの時間が、とても長く感じられた。1日帰って
こなかっただけで、久しぶりに帰ってきたような感じがする。

起床したのが9時頃でその後、授業を1コマ受けていつもの輪講。その後は
実験室の掃除を少しして7時くらいに学校を出た。

殆ど寝ないで調べ物をしたり、ブログを書いたり、ふざけた写真を撮ったり(こ
の時間のせいで密度がぺらっぺらになった。)して昨日は過ごした。

だから体力的に若干きつかった。でも、泊まっているのだからと気合いが入っ
て良い。やる時はガチガチにやる。それがいい。

昨日はM2の先輩も泊まっていた。先輩は1人でろくに寝ないで研究に没頭し
ているようだった。こんどDocterになるらしくレベルが違う。今日も遅くまで残っ
ているだろう。

本当に知識がすごくていつも関心している。自分達、卒研生も見習うべき姿勢
だと思う。

人も植物も成長するものなのだ。

2007/06/07

測量器

デジタルセオドライトという機器の調整をしてみた。これは時々、路上で見かけ
る あの機器(画像は明日upする予定)だ。これを使うことになるとは、全く予想
して いなかった。

物体と物体の角度を測ったり、水平レベルを測ったりすることができると思われ
る。説明書が簡単すぎてよく使い方がわからなかった。

学校に土木科があるから、そこの連中に教えてもらうのが早そうだという結論
に 達した。40万円近くするからしっかりと使いこなしていきたい。


明日の輪講に備えて引き続き、X線の全反射について調べている。X線の全反
射の機構は本当に難しい。

先週から考えているので、だいぶ頭の中がスッキリしてきた。先週はぐだぐだの
発表だったので、その反省をいかして頑張りたい。


研究室は外部との関係が断絶されているような場所だ。検出器がおいてあるた
めだと思うが、カーテンも閉め切られている。時間の流れをほとんど感じない。

朝も夜も全く同じ空間がある。研究に没頭するにはその方が適しているような気
もする。

大学の研究室は独特の雰囲気があると思う。煩雑であり混沌としている。それで
いて機能している。

今日は研究室に泊っている。2人くらいまでなら何とか寝る場所がある。それ以
上になると、路頭に迷うことになる。

そういった意味では機能していない。

2007/06/06

パターンの中で

とっても大事なものを失くした。それは人として生きていくため
には失くしてはいけないもの。思いやる心である。

というのは嘘で、本当はバイクの鍵を失くした。おそらく学校で
失くしたと思われる。明日業者のおっさんに作ってもらうことに
なったが、まだ見つかるんじゃないかという希望を忘れてはい
けない。

新しい鍵を作るのには1万2000ポイントかかるとのこと。明日
まで時間があるから、誰か拾ってくれることを願う。拾ってくれ
た方にはもれなく1万ポイント差し上げたい。


いま大学の研究室から投稿している。最近は研究室にいる時
間が長い。研究に関係ない勉強でも研究室でしている。

図書館はこの時期になると暑くていれたもんじゃない。研究室
ならなりふり構わずに居れるので楽だ。あと3ヶ月くらいは暑い
日々が続く。

暑さが和らいでくる秋頃には何をしているだろうか。研究はど
うなっているだろうか。


相対論によると過去、現在、未来の区別はないという。時間は
流れるわけではなく、あらかじめパターンとして存在していると
いう。

しかし実際にははっきりと過去と未来は区別されているように
感じられる。このことにアインシュタインは頭を悩ませたらしい。

生きていく上で時間の束縛から逃れることは絶対にできない。
その制約の中で人間は生きていく。

人間には色々な制約がある。体の大きさや身体能力がそうだ。
その中で最大の制約は時間ではないだろうか。きっとそうだ。

研究室にいると、どうしても物理的なことを考えてしまう。

2007/06/05

鉢、土、種。

コンビニで面白いものを見つけた。それはペットボトルの飲料に
ついているおまけだ。

プラスチックでできた小さな鉢と、水をいれることで膨らむ土と、
コスモスの種が入っている。種をまくと1~2週間で発芽すると説明
に書いてある。

こんなものが本当に発芽するのか正直疑わしい。とりあえず1週間
ほど様子を見てみる。あまり期待しないで待っていよう。


何かおまけがついていると、よくその商品を買う。飲料を買うときは何か
ついているのもをまず探す。その中で気になるものがあればそれを買う。

だから色々おまけは見てきている。それだけに今回買った鉢、土、種の
セットは衝撃だった。これを考えた人はすごいと思う。あの小さな小袋の
中に生命を入れてしまった。

何かのミネラルウォーターについていたのだが、これもいいと思う。鉢に
は水をやる必要があるからだ。

実は植物付きの水ではなくて、水付きの植物なのではないか。というほど
のインパクトがある。

人間と植物が水を分け合うということが前提となっている。ミネラルウォーター
の常識をぶち壊したのでないだろうか。

常識をぶち壊す。自分もいつか何かでやってみたいと思う。

2007/06/04

研究の時間

いつもは学校に行かない月曜日だが、今日は研究室での
予定があった。立教大学のM2の方が来てお話しを聞いた。

論文が掲載されることが決まったので、その内容について
お話をしてくれた。自分はよくわからなかったが、院生の先
輩達はすごいと感心しているようだった。



最近、自分と院生達の差をとても感じる。M1の先輩達とは
1年しか変わらないというのが嘘のように思える。 研究室で
の1年間はそういう時間なんだろう。

まだまだ研究は始まったばかりというか、正確にはまだ始ま
っていない。色んな基礎知識を調べているだけだ。

次世代のX線検出器を作るということだが、この先どうなっ
ていくのか全く予想がつかない。

現在の課題は検出器内の温度を計測できるようにすること
だ。1ヶ月くらいでできると先生には言われているが、実際
のいところどうなのだろう。

方法を考えて必要なものを発注して、プログラムを書くとこ
ろまでやる。プログラムを書けるだろうか。最大の課題では
ないだろうか。

みんなで協力してできるのがハードウェア製作のいいところ
だと思う。本当にたくさんの困難にぶちあたるだろう。何とか
して乗り越えていきたいと思う。

2007/06/03

500ピースのパズル

パソコンの画面を集中して見入って、ふと画面以外の場所に
目をやったとき変な感覚がした。 自分の体が今ここにこの部
屋にあるという感覚が妙に感じられた。

パソコンに見入っているときは、無意識に近いような感覚で体
があることを忘れているような気がした。

集中して勉強しているときやブログがすらすら書けている時も
同じだと思う。そのときしている作業だけに神経が使われてい
る。


昨日、静岡から母親が来ていた。弟の学校で何かの説明会
があったらしい。

それが終わった後に上野に行き、レオナルドダヴィンチの
「受胎告知」を見に行っていた。弟は暇だと言い一緒に上
野に行って、動物園に行っていた。

弟が帰ってきたら何やら袋を持っていた。中身はダヴィンチ
展のおみやげものだった。その中に500ピースのパズルが
あった。もちろん受胎告知のものである。

500ピースのパズルなんてやったことがない。パズルなんて
小学生くらいに最後にやった気がする。

とりあえず袋を開けてみた。そしたら自然と手が動いていた。
それから弟と3時間くらいやって完成した。こういうものは始
めたらなかなか止まらない。

弟が帰ってくるまで勉強していた量子力学が完全に中断され
てしまった。パズルは楽しかったし、非常に細かいところまで
鑑賞できた気がした。

一度でピースを正しくつなぐというルールを作って、若干の
ドキドキ感を味わった。最高で5ピース連続でつなぐことがで
きた。

箱とピースを超細かいところまで比較して、「ここだ!」とつなぐ。
そのときの集中力もかなりのものがあったと思う。

昨日と今日は集中について考えた日であった。

2007/06/02

無料図書館

青空文庫で夏目漱石の「門」を読んでいる。2週間くらい前に存在を知った
サイトで、無料で多くの作品が公開されている。

最初にこのサイトを見たときに、読んでみようと思ったのが「門」。なぜかとい
うと、 高校生の時の英語の先生が面白いと言っていたのを覚えていたから
だ。その話を聞いてから4年近くたつ。

夏目漱石の作品でまともに読んだことがあるのは、「こころ」だけだ。自分も
含めて今の若者は、 近代文学はあまり読まないだろう。 自分の周りで読ん
でいると聞いたことはない。

いま8章まで読み終わった。全部で23章ある。実際の本で読むのとは感覚
が違う感じがする。全体のどのあたりを読んでいるのかが、直感的にわから
ない。気がついたら、最後まできていたという感じで読み終わると思う。

インターネットで本を読むというのは初めてのことだ。少し目が疲れるが問
題なく読める。これからもどんどん公開する作品を増やしてほしいと思う。

読書はけっこうお金がかかる。だから青空文庫には期待している。

2007/06/01

X線は光速を超えるのか?













久しぶりに研究室の輪講をした。X線の全反射について調べる
ことになっていた。それを軽く発表しようと思ったが、そうはいか
なかった。

X線の全反射は原理が凄く難しいということがわかった。本当に
難しい。学部生で理解するのは、非常に困難なことだと思える。

最も気がかりなことが、金属中でのX線の速度は光速を越える
ということだ。これは物理をやっている以上、無視できないこと
だ。

そのとき持っていた参考書には、エネルギーや質量が移動す
る速度は光速を超えることはできないが、波の山や谷は光速
を超えることができると書いてあった。

色々と調べた結果どうやら正しいらしい。通常の光速というの
は、波頭速度といい光の先端が進む速度のことをいうらしい。
これは光速を超えることはできない。

その他に、郡速度と位相速度がありこれらは光速を超えること
が許される。

以上のことは何となくわかったが、まだわからないことがたくさん
ある。この課題は引き続き考えることになった。

日本対モンテネグロのサッカーの試合を見た後に、クリスピー
クリームドーナツを食べつつ、こんなことを考えていた。
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