2008/04/28

ユービック

最近、「ユービック」という少し古い小説を
読んでいるのだけれど、小説はやっぱり面白い。

本はちょこちょこずっと読んでいるけど、
小説を読むのは久しぶりだった。

現実とは違う世界観の中に、意識が入り込んで
いくのが気持ちいい。


自分が好きな小説の読み方は、人物や情景の
描写について、なぜこんな表現を使うんだろ
うと考えてみることである。

そうすると色んな伏線に気づくことができる
ようになって、読む楽しさが増してくる。

小説は100人が読んだら、100通りの読みかた
があると思う。同じになることはない。

小説が原作の映画がつまらなく感じることが
多いのは、ある一つの形を作ってしまうから
じゃないかと時々思う。

映画を見てから本を読むと、登場人物が全て
映画の俳優となって頭に浮かんでくるし、
情景も同様のことが起こる。

上に書いた読み方が好きな自分としては、
物足りなく感じる。

良いものは小説も映画もそれぞれ面白いけどね。

Webページの改ざん

Webページの改ざんというニュースを毎日のように目にする。

"SQLインジェクション"に脆弱性のあるサイトへ不正侵入し
て、ページを改ざんする。

このSQLインジェクションというのは、悪いSQLのプログラム
を勝手に実行させるようにすることらしいけど、どういうこ
かはよくわからない。

改ざんされたページに行くだけで、ウィルスを送り込まれて
しまうというから大変だ。

改ざんされたページには、自治体や企業、政府機関のものも
あるとのこと。

だからいつも見ているサイトから、ウィルスに感染すること
がありえるわけだ。

これからもどんどん続いていったら、安全なサイトと危険な
サイトなんてものはなくなって、全てが危険なサイトに
なってしまう。

そんなつまらない状況にはなってほしくない。

それは改ざんをしている側の人だってそうだろう。

なんだか知らないけど、テクニックを持っているならば
良いことに使ってほしい。

2008/04/25

細切れになる

同じようなことをずっとしていると、頭の中が
そのことでいっぱいになってくる。

最近家に帰ってくると、いつもそのような状態
になっている。

そんなときはブログがスラスラと書けないこと
が多い。

いつも書き出す直前まで、何について書くかく
かは全く決めていない。

一日の終わりというのは、その日の記憶が整理
されていない状態らしい。

睡眠は記憶を整理する役割を持っているんだと
聞いたことがある。

しかし、頭の中がごっちゃごちゃだろうと何も
書けないということは、絶対にない。絶対に。

読んでくれた人がどう思っているかは、わから
ないけれど、自分から客観的に見てもつまらな
い自信があるときがある。 笑

内容もできれば面白くしたいけど、つまらなく
ても書かないよりは良いと思っている。

携帯のメールからでも更新できるし、時間が
ないということも言い訳にしかならないと
思う。

ブログすら書く時間を作り出せないようならば、
日々の生活それ自体に問題がある気がする。




パソコンの前にいるとそっちのメールもチェック
するし、携帯にもメールが当然くる。電話が来る
ことだってある。

まとまった時間の中で何かをしているつもり
でも、実際には細切れになっていることが殆ど
だと思う。

現代は細切れになっている。
ここに何かがひっかかる。

集中が途切れてしまうきっかけになるという点
では、悪いことになる。

逆に良い点は短いちょっとした時間でも、何か
できることがあることだろう。

携帯さえあればかなり色んなことができる。

これからもっとそういう時代になっていくんだ
ろうな。

コンピューターってやつは

昨日の夜に学校のパソコンのネットワークがいかれて
しまって、今日の夕方6時くらいまで使えない状態に
なってしまった。

自分は今日はTAをしていたので、それほど使えない
時間があったわけではないが、昨日していた作業の
データが一部消えていて少し困った。

パソコンやコンピューターってやつは、どうしてこ
うも復旧に時間がかかるんだろう。


少しずつ新しいブログの準備をしているのだけれど、
色々とわからないことが多い。

アパッチというソフトを使うのだけれど、これを
ビスタで動かすのがうまくいかない。

今までは古いノートパソコンのXPで動かしていたが
、調子が悪いので止めてデスクトップで動かそう
というわけだ。

調べてみると特別な方法を使わなくても、動くらしい
のだがよくわからない。

絶対簡単にできるはずなのに、それに気づかないのが
もどかしい。あまりに無知すぎる。


でも、そんな状態が楽しかったりもする。

2008/04/23

情報が集まってくる

ブログは自分から情報を発信する一つの手段である。


しかし、ブログをやっていると読者が逆に情報をく
れることが多々ある。

例えば、昨日の記事に対してのコメントで、GPSロガー
という面白い機器があることを知った。

自分がどんなことに興味があるかを、知ってもらうこ
とで、関連する情報が自然と集まってくる。

これは非常にありがたい。

ブログは管理人が一方的に情報を発信するだけではな
くて、読者とコミュニケーションをとることができる
ツールなんだと強く思う。

ブログを一つ書いているだけで、本当に色んなことが
学べる。

2008/04/22

ICレコーダーを買いました


ICレコーダーを購入。

近頃、色んな記録を残すことに興味を持ち始めた。

現代には便利な道具がたくさんあるので、簡単に
たくさんの情報を保存することができる。

ICレコーダーもそんな便利な道具の一つ。

これを買って帰りの電車の中で、試しに録音して
みたんだけど、かなり感度が良い。

録音しているときに、となりの席に座っていた
おじいちゃんがしたくしゃみの音がバカでかくて耳が痛くなった。

でかい音で入ってるだろうなとは、思っていたん
だけど、予想以上にでかかった。

録音して後から聞いていみると、なかなか面白い。

もっと早くから持っていれば良かったと思った。

買ってから知った機能なのだが、コードをつなげば
ラジオや電話での会話や音楽も録音できるらしい。

でも、これはテープレコーダーでも同じことができる
だろうから、ハイテクなわけではないけどちょっと
驚いた。

あとUSBメモリのようなストレージの機能も持って
いて、データの持ち運びも簡単にできる。これは
嬉しい機能だと思う。


主に講義や講演の録音に使うことになるだろうけど、
何か面白い使い方はないかなぁと時々考えている。

使い方というか、何を録音するかだけか。

2008/04/21

初の打ち合わせでした

今年度初の研究室での打ち合わせ。

1週間で自分のやったことをそれぞれ発表する。

それと今日は4年生のM君が、X線の強度を測る
ことができる“比例計数管”の原理について
説明してくれた。

少しツメが甘かったけど、何とか無事に終える
ことができて本当に良かったなぁと思った。

先生からどんな厳しいツッコミが入るか心配で
仕方なかった。

これは余談だけどもM君が頑張って説明してい
るときに、先生が

「ごめん。ぼーっとしてた。もう一度説明して
くれる。」

と言ったのには驚いたなぁ。

“聞いとけっ!”と心の中で思ったし、なぜこの
状況で聞いてなかったんだろうと不思議に思って
爆笑しそうになった。

来週はCCDカメラについてと固体検出器について
の説明をしてもらう予定になっているのだが、
たぶん終わらないだろうな。

どうなるにしても、良い発表を期待したい。

2008/04/18

アクセス可能にする

“Blog”は“Web log”の略で、Web上での日記という意味
なんだけど、最近なのかわからないが、“Life log”という
ものが注目されている。

自分の生活のあらゆるものを、記録していこうというもの
だ。

あらゆるものとはどういうことだろうと思うが、そういうことを
やっている人がいるらしい。



自分が学生だということで、“資料”というと講義のノートが
最も多く蓄積されていく。

ノートはちゃんと残しておかないと駄目だなと最近頻繁に
思う。

“ちゃんと残す”というのは、いつでも取り出して参照できる
状態にしておくことだと言えよう。

いつ、何の講義のノートかが、わかるようにしておかない
といけない。

というのも、授業のことでドクターの先輩に色々と聞くことが
多く、その先輩は自分の講義のノートを残してファイルに
していて、とても整理された状態にあるのだ。

それを持ってきてくれて見せてもらい非常に感心した。

研究者にとっては大事な資質というか、くせとでも言うべ
きかとにかく、絶対に必要なことである。

この前T教授の部屋に入ったときも、たくさんの資料が棚
に別けられてきれいに保管されていた。

自分は研究者になるわけではないが、少なくとも2年間は
研究するわけで、その後は仕事に就くだろうし、きっと役
に立つ術だと思う。

これから意識して取り組んで見ようと思う。

こいうことを世界規模でやろうというのがこいつ

2008/04/16

本人からコメントがついた

2008年1月15日のエントリ「また電子化について」で
とても嬉しいことが起こった。

エントリを見ればすぐにわかるのだが、bookscanner記
というブログを読んでいるとある。

本の電子化とはどんなことなんだろうと、色々と参考に
させてもらっていたわけである。

嬉しいこととは、bookscanner記を書いたbookscanner
さん本人から、そのエントリにコメントがついたことだ。

自分のブログについて言及してくれたブログを循環して
コメントをつけているとのことだ。

これには本当に驚いた。
まさか本人からコメントがつくなんて想像もしていなかった。

このブログがちゃんとWeb上に存在しているんだなぁ
と強く感じる出来事だった。


ブログはWeb上での長い自己紹介のようなものだ。

リアルの自分が眠っている間にも、ブログはWeb上で
自分かのように機能してくれる。

“1身にして2生を経る”という梅田さんの言葉を、
思い出した。

2008/04/15

これを知っていれば良いなんてことはない

大学院生になると学部生の授業をティーチングアシスタントという形で、
アルバイトをすることができる。

自分も実験の担当をすることになった。

決起会という名目で先生達と、ティーチングアシスタントの学生達で
飲み会が行われた。

酔いが回ってきたところで先生から訓示があった。

「物理学科の学生だからといって、物理のことだけ分かっていてもだめだ。社会情勢についてくらいは知っておく必要がある。だから新聞を読め。」

要約するとこんな内容だった。

自分は決して物理のことだけ知っていれば良いなんて思ってない。
物理のことすらわかっていないのであるが。

今最も関心のある人物を挙げろと言われたら、脳科学者の茂木さん
とミューズ・アソシエイツ社長、パシフィカファンド共同代表等の
梅田望夫さんの2人を挙げる。

2人の共通点は、物事に精通していること、幅広い知識を持っている
こと、若者を応援していることにあると思う。

2人のブログや著書なんかを読むとそういった感じを受ける。

関心があるということは、自分もそんな人間になりたいということだと
最近は思っている。



“Webインテリジェンス論”という授業がある。

シラバスを見た限りでは、ちょっと面白そうだったので受けてみた。

これは主に情報科学の専攻の人が受けるものなのだが、大学院生
ならば誰でも受けることができる。

だから、前提知識がないので少しキツイ部分もあるのだが、物理の
話が出てこないのは新鮮で良い。

その授業の中で先生が、

「君達は情報のプロだからこれはわかるでしょう。」

のようなことを言っていた。

俺は物理なんだけどなぁということと、先生は情報科学の生徒以外
のことを想定してないのかと疑問に思った。

自分の専攻以外にも幅広く学べるようにと、色んな授業が組まれて
いる。

それは機能しているかのように見える。
勿論ちゃんと機能している部分もあろう。

しかし、多くはしていない気がする。

授業の内容がどうこうではなくて、先生の気構えが重要なのでは
ないか。

学生に多くのことを学んでほしいという気持ちはどの先生だって
持っているだろうけど、教えてやろうというそれを持っている先生
は少ないと思う。

もっとも大事なことは自主性だろうけど、やる気を起こさせるのは
先生の役目でもある。



何をしていたって学ぶことは無限大にあるわけで、茂木さんは
“知のオープンエンド”と言っているんだけど、どこまでいっても
知ることは“無知の知”のみですね。

2008/04/13

山月記

なぜだか理由は全くわからないが、
高校2年生のときの国語の教科書に
載っていた「山月記」という文章をもう
一度読みたくなりました。

探してみたところ運よく青空文庫に掲載
されていました。本文はこちら

教科書に載っているぐらいだから結構
有名なんだろう。


高校生のときは、国語というか文章を読む
ことに全く興味が持てないでいました。

だから国語の授業は退屈でしょうがなくて、
ひたすらぼーっとして過ごすことが殆ど
でした。

そんな中で高校生のときに習ったもので、
唯一おもしろいと思ったのが、この「山月記」
なんです。


中国のお話で主人公が発狂してしまい、虎に
なるという何ともリアリティがないことが起こる。

そんな人生になってしまったことを、
“臆病な自尊心と、尊大な羞恥心”
のせいであると述べます。

色々と伏線はあるんですが、一番おもしろい
のはここです。

自尊心と羞恥心が、どの行動に当てはまるのか
考えながら、深く読みこんでいくとわけがわから
なくなります。

わからないからおもしろい。

高校生のときもわからなかったし、今読んでみて
もやっぱりわからない。



もう一度読むことになるなんて本当に考えもしま
せんでした。

そして読むことができたのは、青空文庫のおかげ
です。

無料で公開される文章がもっと増えていくと良い
ですね。

2008/04/09

履修について

今日から学部、大学院共に授業が始まったわけだが、
今年は例年に比べて人の数が少ない気がした。

初日からサボっている奴が多いのか、それとも元々が
少ないのか、気のせいかは分からないが、確かにそん
な気がした。



それはそうとして、何はともあれ授業が始まったわけだ。

新しい生活が始まったなぁと実感した。

今日は授業は2コマだけで、どちらも楽にこなせたのだ
が、履修の登録で少し大変だった。

学校のホームページでシラバスを確認しようとしたら、
いくつかの授業のシラバスが、何度検索しても出てこな
い。

これはおかしいと思い、事務室へ行ってみた。


そして



「この授業のシラバスが見れないんですけど。」

「どうやって検索しましたか。」

「科目名で検索しました。」

「出てくるはずなんですけどね。担当の先生の名前で
検索してみてください。それで出てきます。」

「名前ですか。わかりました。
 絶対に出てきますか。」

「絶対ではないです。 (笑)」

「とりあえずもう一度試してみます。」



こんなやり取りをしたわけである。

絶対と言い切れないならば、なぜすぐそこにパソコン
があるのに試さないんだよ、と思ったがおとなしく言う
ことを聞いておいた。

そして言われたとおりに、先生の名前で検索してみた
がやっぱり出てこなかった。

もう一度事務室へ。


「やっぱり見れないです。」

「ちょっと待って下さい。例えばどの先生の授業が
見れないですか。」

「○○先生です。」

「あ~見れますよ。」

「嘘だろ。」

「もしかすると何かの不具合で、学生さんは見れない
ようになってるかもしれませんので、確認しておきます。
申し訳ありません。」

ということになった。


見れない科目はいくつかあるのだが、それらは全て
他大学院の授業であり、且つ同じプログラム内のも
のである。

きっとその部分で何か不具合が生じているんだろう
と、勝手に最初から決め付けていたので、やっぱりね
と納得した。


その後、日本大学大学院の駿河台キャンパスへ。

こちらも履修関係。

ここで驚いたことがあった。

それはシラバスがCD-ROMになっていて、それを学生
に配布していたことだ。

何て時代遅れなことをしているんだと思い、もらうのを
止めようかと思ったが、それでは目的が達せられない
のでもらってきた。

こんなことでいいのだろうか。






千原ジュニアが司会を務めているたしか“しゃいんになりたい”
というテレビ番組がある。

いつも見ているわけではないが、時々見ることがある。

何回か見た内容は、どこかのコンサルティング会社の
“問題解決能力インターンシップ”というものについての
特集だった。

良い成績を収めると3年間だか5年間の、入社フリーパス
がもらえるということで、参加者は必死だった。

課題は、大学の履修登録の新しいシステムを作るみたい
なことをやっていたと思う。ここは正確に覚えていない。

参加者は、おそらくパソコンを使ってヴィジュアルベーシック
のようなもので、プログラミングしていた気がする。

出来が良いものは、実際にどこかの大学に導入されるなんて
ことになるんじゃないだろうか。




何が言いたいかというと、履修登録は大変らしいということ
だ。

生徒のほうも大変だけど、それを処理するのはもっと大変に
決まっている。



中央大学では、今はすべて電子処理で登録ができて
便利で楽になった。

4年前に学部に入学したときは、履修する科目を一つずつ
紙に書いて、大行列を作って1人1人事務の人に見せてい
た。


大学は違っても履修登録に必要な処理は、似たようなもの
だろう。

だから素晴らしいシステムが出来れば、すごい利益がうまれ
るんじゃないだろうか。

こういうビジネスをSaasって言うんじゃなかったか。確か。


中大のは中々良く出来てる気がする。

作ったのか買ったのか。

買ったならいくらなのか。

不具合がなけりゃいいんだけどな。

2008/04/08

明日から授業開始

長かったのか短かったのかよくわからない春休み
が終わり、明日から大学院生としての授業がスタートする。



先日のガイダンスで知ったのだが、中央大学の
大学院には副専攻というものが用意されている
ようだ。

副専攻の他にもプログラム教育というものもあって、
何だかよくわからないけど、色々なことが学べるよう
になっている。

学部で用意されている哲学だとかいった一般教養
を身に着ける科目とは違い、資格が取れたりインタ
ーンシップが単位になったりと、人材育成に力を入
れた科目が多い。

まだ何を履修するかは決めていないけど、1年生の
間は単位をとらないといけないから、結構大変になる
だろう。

興味を持てるものに関しては、副専攻やプラグラム
にも参加していきたいと思う。

2008/04/07

春講

アルバイト先の塾の春の講習会が終わった。

最初のころは中学生しか教えていなかった
けど、最近は小学生に教える機会も多くな
ってきた。

この春の講習会では、10日間で48コマあった
のだが、数えてみるとそのうち小学生の授業は
29コマもあった。

その殆どが理科で、教えるのが本当に大変
だった。

高校を受験する中3生でも、解けなくても何の
不思議もないような問題が多くて、小学生に
教えていることを忘れそうになった。

自分が中3生のときでも、あんな問題が解ける
ようになったのは、受験の直前になってからだ
と思う。

朝一の授業が9時20分から始まって、最後の
7コマ目が21時30分まである。

多くの小学生は朝から弁当を持ってきて、
授業を受けたり自習したりして、1日中いる。

授業と授業をワザと空けて、強制的に塾に
居させるという作戦もあったりするのだが。

ある小6の生徒は、2週間で60コマもこなして
いて、最後のほうはさすがに疲労を隠しきれ
ない様子であった。

本当に本当にすげぇなぁと思わされた。

子供なのに残酷だなと感じることもあるが、
それに耐えられないならば、そもそも受験は
無理なのだ。

それほどにアツい。
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