2008/05/10

主体性を発揮する

塾の講師という仕事はとても大変だ。

自給が高かいから手っ取り早く稼げると思う
かもしれないが、それは絶対に違う。

稼げることは間違いないのだが、決して割り
にはあわない仕事だと思う。

もっと正確に言えば、生徒のことを考えてや
ると割りにあわなくなる。

ぶっちゃけた話、何も準備なんかしなくても
授業はテキトーとに済ませることができる。

ただ、それだけではお金しか残らないことを
教えてもらったと思っている。


講師を始める前は、ただ授業をしていればいい
んだろうというイメージを持っていた。

しかし、今は全く違う。

ベテランの先生達の授業のやっりぷりだとか、
心構えにとても刺激を受けている。

講習期間なんか毎日毎日、朝から晩まで授業して、
睡眠時間なんか2時間くらいという紙一重のところ
でやっている。

それに加えて最近では、新人の講師のためや教室
全体を良くしようということで、自主的に勉強会
を開いてくれている。

今日なんて2回も勉強会があった。

それも最後の21時半までの授業が終わった後にで
ある。本当にお疲れ様である。



"すごい人"というのは、"何かを成し遂げた人"である
と自分は思っていた。

例えば、誰でもいいけども、イチローなんか誰もがすごい
と認めるだろう。

最近良く思うことは、自分がイチローのことをすごいと
思う気持ちよりも、プロ野球選手の方がもっとイチロー
のすごさを感じているんじゃないかということだ。

今の自分にとっては、イチローよりも講師の方達の方が
すごいと思える。

それは"同じ立場"だからだ。

正直に言って、人生で初めて心からすごいと思える大人
に出会った。

こういう言い方は失礼だが、アルバイトなのにどうして
そこまで人のために頑張れるのかが、自分には一番の
ショックだった。

今ではかなりわかってきたつもりである。

アルバイトだからなんてことは、一切関係なくてお金を
もらっている以上プロであるという意識やプライドを
持っている。

目の前にいる生徒のことをどれだけ思ってやれるかと
いう気持ちでやっている。

その気持ちが強いから、"主体性"が生まれてきている。

今日はきっと良い教室になるだろうと確信をもった日
であった。

3 comments:

Anonymous said...

やっぱりお金を貰っている以上自分で納得いける仕事をしようと思うのはいいことだな。でも、たまにはアホみたいな話をして息抜きみたいのも必要だと思うぜ。

Anonymous said...

そのゲキアツな気持ちはすんごい大切。

冷めた人間より、熱い人間でいたいっす。

戸塚 晃太 said...

>haruさん
>でも、たまにはアホみたいな話をして息抜きみたいのも必要だと思うぜ。
たまに塾じゃないような時もあるから、それは心配いらないです。

>文嘉さん
"アツさ"の持ち方も色々あるんだなと思ったね。

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