2007/07/03

愛する人を守れますか 

最近、とても気になる雑誌がある。それは「LifeSaving」
というものだ。

日本ライフセービング協会の理事長が、大学の体育の
講師としていてその存在を知ったこときっかけだ。

ライフセービングの授業もあり、夏休みに合宿して集中
的に行われる。

その先生の名前は、小峰 力(りき ではない)である。

雑誌の中で小峯氏はコラムを書いていて、これが本
当に素晴らしい。"ライフセービング"に対するイメー
ジが、がらっと変わった。

ライフセービングと聞いて思い浮かぶのは、海水浴場に
いる監視員の人達のことだろう。この他にあるだろうか。
自分は思いつかない。

しかし、今は少しながらライフセービングという言葉の奥
に秘められた大きな意味を知った。

まず小峯氏の掲げる究極の目標は、協会を解散させる
ことだという。

その理由は、みんな一人一人が救急救命法を見につけ
ていたら、ライフセーバーは必要ないと考えているからだ。

確かにそのとおりだ。そしてアツい。

記憶に新しい新潟中越地震は、3世代、中には4世代
も同居する大家族が多く暮らす地域で発生したことが
特徴であった。

山崩れが迫る中で孫の世代の若者が、お祖父さんや
お祖母ちゃんを背負って逃げなければならない状況
だったという。

このような地域では、常日頃から若者は老人を背負っ
て逃げるだけの、体力を備えておくべきだと小峯氏は
考える。

俺も同感である。そしてアツい。

ライフセービングは何も特別なことではないのだ。そし
て決して海だけの話ではない。

普段の生活を送っているときから、常にライフセービン
グ的な考え、すなわちライフセービング・フィロソフィー
を持つことから始まる。

いくら体を鍛えていてもライフセービングスピリッツがなけ
れば意味がないのだ。


「愛する人を守れますか。」

小峯氏の提唱するライフセービング・スピリッツを簡潔に
表している言葉。この問いからライフセービングは始まる。

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