2008/04/13

山月記

なぜだか理由は全くわからないが、
高校2年生のときの国語の教科書に
載っていた「山月記」という文章をもう
一度読みたくなりました。

探してみたところ運よく青空文庫に掲載
されていました。本文はこちら

教科書に載っているぐらいだから結構
有名なんだろう。


高校生のときは、国語というか文章を読む
ことに全く興味が持てないでいました。

だから国語の授業は退屈でしょうがなくて、
ひたすらぼーっとして過ごすことが殆ど
でした。

そんな中で高校生のときに習ったもので、
唯一おもしろいと思ったのが、この「山月記」
なんです。


中国のお話で主人公が発狂してしまい、虎に
なるという何ともリアリティがないことが起こる。

そんな人生になってしまったことを、
“臆病な自尊心と、尊大な羞恥心”
のせいであると述べます。

色々と伏線はあるんですが、一番おもしろい
のはここです。

自尊心と羞恥心が、どの行動に当てはまるのか
考えながら、深く読みこんでいくとわけがわから
なくなります。

わからないからおもしろい。

高校生のときもわからなかったし、今読んでみて
もやっぱりわからない。



もう一度読むことになるなんて本当に考えもしま
せんでした。

そして読むことができたのは、青空文庫のおかげ
です。

無料で公開される文章がもっと増えていくと良い
ですね。

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