2007/09/15

ダイヤモンドライクカーボン

少し前からダイヤモンド ライク カーボン(以下、DLC)
という物について、研究室で話題になっている。

DLCとはどんな物かちょこっと気になったので少しだけ
論文を調べてみた。そこで面白い情報を得た。


DLCは簡単にいうとダイヤモンドがアモルファス状に
なったものだということがわかった。

その他の普通のダイヤモンドとは違う物理的特性に
ついては、難しい話でよくわからないので書かない。

面白い情報とはDLCの使い方にある。

それはペットボトルの内側にコーティングすることに
より、酸素の透過を減らしているということである。

伊藤園の「おーい お茶」に実際に使われているらし
い。数十ナノメートルという薄さだから、当然肉眼で
拝見してもわからない。

コーティングしたペットボトルは従来のものに比べて、
酸素の透過量が10分の1から30分の1になるという。

これは缶やビンと同程度の遮断性になるという。

お茶は酸素により酸化されやすいため、透過量を減
らすことが品質の保持に貢献しているらしい。

ビールやワインは酸素によって味が変わってしまう。
だから、ペットボトルでは販売されていないというこ
とだ。


以上が面白いと思った情報。

身近なところで使われている科学技術はすごい。

3 comments:

Anonymous said...

それすごいですね。たった数十ナノメートルで外部から遮断できる技術をコンドームに利用できないもんですかね。

Anonymous said...

ペットボトルにコーティングされてるのは知らんかった。

まじで科学技術はいろんなところに使われているな。

戸塚 晃太 said...

>K-k。さん
それは硬度から考えて無理でしょう。残念でした。

>fumiさん
内々にコーティングされていたな。今度がん見してみよう。

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