2007/08/23

走ることについて

昨日、陸上のプロ選手である為末さんの本
「走りの極意」を買った。

いっきに読み終えてしまった。

走りについての解説書のような内容と、為
末さんの競技人生について書かれている。

***

どうすれば速く走れるのか。

その解説の部分は陸上をやっていた自分に
は文句なく面白い。

こんな本に現役選手のころに出会いたかっ
たと強く思う。

そうすればもっと速くなれたかもしれないと
思う。

専門的な技術を学ぶことができるということ
も勿論ある。

それともう1つ大事な要素がある。

こういう練習をしてこういう走りを目指せば
いいということが明確になることである。


自分が中学生や高校生の頃は、部活の
顧問の先生以外にもたくさんの人から指
導を受けた。

走り方の技術について真剣に考え始め
たのは、中学1年生の冬くらいからだっ
たと思う。

日曜日に市内の中学の陸上部の連中
が集まって、一緒に練習をすることが
あった。

これを陸上教室と呼んでいたと思う。

これに参加し始めたことがきっかけだった。

そこでの練習ないようにとても驚いて戸惑っ
たことを覚えている。

足の接地の仕方や、足の下ろし方などを
練習した。競歩から走り出す練習もした。

この練習はこういう走りをするために、ここ
を意識して行うということが細かく指導され
た。



そういう練習をしているうちに、技術に興味
を持つようになった。

それからはずっとぱっとしないまま練習をし
ていた。

たくさんの指導者や、雑誌や、友達や、速い
人の走りを見て得た情報が一致しないからだ。

陸上をやっている人には、そういう人が
絶対にたくさんいる。


***

この本はそういった迷いをなくすとまではい
かないかもしれないが、それに近い効果は
あると思う。

わかりにくいことがわかり易く書いてある。

だから自分が現役選手ならば間違いなく
信用する。

陸上界ではこの本に載っている練習が
流行るんじゃないかと思う。

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