2007/08/21

天文台








国立天文台岡山物理観測所に行ってきた。

大学の研究室の関係で手伝いをすること
になったからだ。

行く前から先輩にキツイと言われていた
から覚悟はしていたけれど、予想以上に
きつかった。

というのも東京を出発したのが夜9時過ぎ
で、高速バスに乗って岡山に到着したのが
翌日朝7時。

そこから天文台に移動して到着したのが、
10時過ぎくらい。

宿舎にチェックインを済ませてからは、
自由な時間があったので仮眠を取った。

そして午後3時くらいから天文台に移動
して翌朝5時まで観測。

もう日付が良くわからない状態になって
いた。


***

それはそうとして天文台で何をしたかを
書こう。

研究室から手伝いに行ったのは自分と、
真鍋 文嘉の二人だ。

天文台に着いてから今回の観測のボスで
ある辻本さんから指示が出されて、なん
となく分担された。

観測の下準備のようなことを任された。

まずはGoogleDocsに天文台での生活の仕
方や観測の1日の流れのマニュアルを書い
た。

GoogleDocsとはオンラインで文書などを
共有して、同時に複数人で編集ができる
ものだ。

初めて使ったがとても便利であるし、け
っこう面白い。

みんなでワーッと集まって1つのものを作
りあげる感じがWeb2.0的だ。


それともう1つ大事な仕事があった。

ds9というソフトを使ってfinding chartsを
作った。

観測したい領域の地図のようなものである。

望遠鏡で見ている領域と地図を対応させて、
観測したい天体がどれかを探すために必要
になる。

これを作るのはとても大変だった。ds9は
殆ど使ったことがなかったし、作る数も
60近くあった。

自分が担当したのはそんなところだ。

一方、真鍋 文嘉は同じくGoogleDocsを作
ることと、天気予報をした。

可視光での観測には天候はとても重要な要
素だ。

普段ニュースで見る雲画像や、水蒸気の分
布、赤外線によるモニターを駆使していた。

それと1時間に1度の肉眼での拝見。

今回は運がよく天気はとても良かった。


大体こんな感じのことをした。後はデータを
送信したり、パソコンにソフトを落としたり
して環境を整えていた。


***

岡山では全てが貴重な経験だった。

一般の人は入れないところで、でっかい
望遠鏡を見ることができた。

普段使わないコンピューターの使い方を覚え
ることもできた。

また、星がとてもきれいに見えた。300mくら
いの低い山の上でも天の川が肉眼で見えた。

また行ける機会があれば行きたいと思う。

2 comments:

Anonymous said...

貴重だったな。

そして伝説だな。

また行くべ。

戸塚 晃太 said...

>fumiさん
ワンクールのレギュラーより1回の伝説。

読者の皆さん、ご訪問ありがとうございます。便利なRSS購読をお勧めします!