2009/11/08

6次の隔たり

11月5日の日経新聞27面に企業間ネットワークに
スモールワールド性があるという記事が載って
いました。

6次の隔たりというのは、人間関係のネットワーク
において、6人の知人を介すだけで世界中の人々と
つながることが出来るということです。

Wikipediaによると少し違う部分もあるようですが、
こうしたネットワークの各要素(人や企業)が短い
距離でつながっていることをスモールワールド性を
有すると言います。

このスモールワールド性の特徴はスケールフリー
だということです。

どんなスケールで見てもその形は相似形になるん
です。

これをフラクタル構造と言います。

ブロッコリーとかシダ植物とか海岸線とかに現れ
るやつです。

スケールフリー構造というのは、リンク数が少ない
のに各要素の距離を短くするのに最も効率的らしい
です。

経済活動、人間活動、生命活動は同じメカニズムで
動いていると考えられているんだそうです。


Googleのページランクのアルゴリズムにもスケールフリー
構造が重要な要素になっているみたいです。

故意にリンクを張りまくってリンクファームを作る
とスパムとして排除されますが、その判断基準として
自然発生かどうかというのをよく聞きます。

Facebookでも友達の友達は友達の可能性が高いという
ことで、友達の友達の友達が自分のホームに表示され
ますが、これも似たような話ですよね。

mixiでもmixiGraphという解析ツールがあります。

これを見るとフラクタル構造のイメージが想像しやすい
かもしれません。

記事が手に入る方はぜひ読んでみて下さい。
色々書いてあって面白いです。

4 comments:

わっしぃ said...

なんか似たようなこと聞いたことがある。
例えば自分がアメリカにいる友達に手紙を書いたとする。
その手紙を友達に渡して、それを数回くりかしてもらうと(友達の友達に渡すのを繰り返す)目的地に辿りつくらしいね!!

世界は案外狭い。

戸塚 晃太 said...

>わっしぃさん

6人でも7人でも8人でも何人にしても、世界の人口に比べれば少ない人数だよね。確かにそういった意味では世界は狭いよね。

文嘉 said...

greeのロゴも6次の隔たりを意味して作られたみたいよ。

戸塚 晃太 said...

>文嘉さん
六角形のやつか。なるほど。

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